事務職がプログラミングを学ぶメリット9選
こんにちは、こたつです。
私は事務職としてメーカーに入社し、プログラミングを独学でマスターして、5年ほどが経ちました。
私も元々は、パソコンや機械が嫌いでした。
しかし事務職は、パソコンと向き合わなくてはなりません。
そんな事務職として働く中で、プログラミングの必要性を感じ、ゼロから独学で勉強し始めました。
それによって、オリジナルの業務システムを開発することができ、成果が生まれることで、私の人生は一変しました。
このような経験をした私は、事務職こそプログラミングを学ぶべきだと感じています。
そんな私から、「事務職がプログラミングを学ぶメリット9選」を紹介しようと思います。
目次
- ①業務を効率化できる
- ②ミスがなくなる
- ③ストレスが軽減される
- ④周りから評価される
- ⑤仕事にやりがいが生まれる
- ⑥給料が上がる
- ⑦ITリテラシーが高まる
- ⑧転職しやすくなる
- ⑨趣味、副業に生かせる
- おわりに
①業務を効率化できる
皆さんもプログラミングのイメージで、一番強いのはこれではないでしょうか?
今はどの会社においても、業務の効率化は必要不可欠となっています。
そしてプログラミングを使うことで、事務処理を自動化し、業務を効率化することができます。
コンピューターにプログラムを組み込むことで、日々のルーティン作業をコンピューターに行ってもらうというわけです。
「自分はあの人みたいに仕事が早くできない」、といったことで悩んでいたりはしないでしょうか?
しかしそんなことは、プログラムを組んでしまえば、全く関係なくなります。
仕事を早くこなすことよりも、そもそも人が行う仕事をなくしてしまうほうが大事です。
ちなみに、事務職がまず覚えるべきプログラミング言語は「VBA」です。
これはExcelなどで行う処理を自動化できるプログラミング言語となります。
詳しいことは過去の記事でも紹介しているので、気になる方は見ていただきたいです。
②ミスがなくなる
プログラミングによって作業を自動化すれば、当然ミスがなくなります。
一度プラグラムを組めば、コンピューターは毎回プログラム通りに動くことができます。
とてつもなく複雑な作業で、人が行えばよく間違えてしまうような作業でも、コンピューターは決して間違えません。
どんなに優秀な事務処理のスペシャリストも、正確さと処理スピードではコンピューターに絶対かないません。
圧倒的大差で負けます。
なので、ミスが多くて悩んでいる人ほど、プログラミングを学ぶメリットがあります。
ちなみに私も新人の頃、よくミスをして、上司から怒られていました。
とても悔しかったですが、「そもそも、こんな複雑なやり方にしていること自体、間違っているのではないか?」と感じていました。
そこで、手探りながらプログラミングを覚え、ミスが起こらないような仕組みを新たに構築しました。
これが上手くいき、本当に快感でした。
それ以降、ミスが起こりやすい業務をどんどん自動化し、それによって、ミスして怒られるということはなくなりました。
ミスをしない人はいません。
「ミスをする人が悪いのではなく、ミスをする仕組みを作っているのが悪い」のです。
仕事でミスをして落ち込んでいる暇はありません。
プログラミングを覚えれば、大逆転できます。
③ストレスが軽減される
事務職の方なら、複雑で細かく、そしてミスすることが決して許されない、という作業を行うことも多くあると思います。
忙しくて、ゆとりを持って働くことができないこともあると思います。
そんな中で働くのは、大きなストレスを感じますよね?
しかしプログラミングを使って、そのような作業もコンピューターにやらせてしまえばいいのです。
コンピューターはどんなに複雑な作業もミスすることなく、一瞬で処理をしてくれます。
しかもコンピューターにはどんなに働かせても、ストレスは感じることはありません。
文句も言わず、黙々とあなたの言う通り作業を行ってくれます。
プログラミングを覚えることで、面倒でストレスのかかる作業は全てコンピューターにやらせましょう。
④周りから評価される
事務職でプログラミングを使うと、まるで魔法でも使っているかのように周りから思われます。
そして前述したように、プログラミングにより業務改善を行うことで、非常に大きな効果を生むことができます。
それによって周りからも感謝されますし、まさにwin-winですね。
評価をされて嬉しくない人はいないでしょう。
周りから評価をされ始めると、職場から見える景色が一気に変わります。
また、周りから評価をされることで、人間関係が改善されることもあります。
残酷な事実として、営利を目的とした組織においては、仕事が「できる人」が正義で、「できない人」が悪である、というように捉えられてしまうことがあります。
人柄はいいのに、「できない人」ということで、職場内の人間関係が上手くいっていない人もいるのではないでしょうか。
「できる人」になれば、人間関係を円滑にする助けとなることでしょう。
事務職でプログラミングが使えれば「神」になれます。
「神」になりましょう。
⑤仕事にやりがいが生まれる
事務職で働いている人の中では、日々の業務がルーティン作業でつまらない、と感じている人も少なくないのではないでしょうか?
しかしプログラミングを覚えることで、仕事にやりがいが生まれます。
まず日々のルーティン作業をいかに自動化していくか、ということを考えるようになります。
そしてそのような業務を自動化して、周りから評価されることでどんどんやりがいが生まれていきます。
日々の業務を自動化していくと、自分の仕事がなくなってしまう、と思う人もいるかもしれませんが、仕事が減るとまた新たにやるべき仕事は生まれてきます。
そして不思議なことに、そのような仕事は自分に任されるようになります。
さらにその仕事も、プログラミングを活用して行っていくのです。
プログラミングを覚えることで周りから頼られるようになり、新しい仕事を任されるので、どんどんやりがいが生まれていきます。
⑥給料が上がる
当然、プログラミングで業務改善を行えば、会社に利益を与えることができるので、会社から評価されて給料も上がります。
会社に利益を与えているのに、給料が上がらないのであれば文句を言いましょう。
また事務職は営業職などとは違い、評価基準があいまいなので、頑張ってもなかなか評価されづらいところがあると思います。
しかしプログラミングによって業務改善を行えば、目に見える結果を得ることができます。
会社に対して、しっかりアピールすることができるでしょう。
そしてそのような専門スキルを身につけることで、会社にとってなくてはならない存在になることができるので、重宝されます。
事務職は給料の低い人も多いと思うので、是非プログラミングによって給料を上げていただきたいです。
⑦ITリテラシーが高まる
プログラミングを覚えることで、様々なITに関するスキルや知識が身につきます。
プログラミングを使っていると、データベースやネットワーク、新しいPC操作などを覚えていくことになります。
またプログラミングを使っていると、周りからは勝手に、「パソコンに関することは全て詳しい人」みたいに思われます。
そこで色々聞かれたりするので、少しキツかったりもしますが、それによりスキルがさらに上がります。
気づけば、全然パソコンに詳しくなかった自分が、職場内のSEみたいになっていることでしょう。
また業務改善をしていく場合、必ずしも自分でプログラムを書くわけではありません。
基幹システムのカスタマイズなどは、外注しなければ難しいでしょう。
このようなことも、ITリテラシーが高ければ、どのように依頼するのがベストか、ということが他の人よりも鋭い視点で見ることができます。
そして会社からの信頼もあるため、カスタマイズにかかる費用を出してくれる可能性が高まります。
⑧転職しやすくなる
今の時代は転職が当たり前になってきました。
仕事や人間関係に悩んで、転職したいと思う人も少なくないでしょう。
また人員削減されたり、もしくは会社自体がなくなってしまう可能性も、これから先は十分に考えられます。
特に事務職は、人員削減において一番のリストラ対象にされます。
そんな中、ただ何となく事務職として働いていた人は、転職先を見つけるのはかなり難しいでしょう。
しかしプログラミングを習得していて、それによって様々な業務改善をしてきた経験がある人は、他の会社からも引っ張りだこになることでしょう。
このようなことからも、「いつでも転職できる状態にしておく」ということは、非常に重要なことです。
会社に限ったことではありませんが、そもそも一つのものに依存してしまうと、精神的なゆとりを持てなくなってしまいます。
私もプログラミングを覚えて成果を出すことで、「別にこの会社に依存する必要なんてないんだ」と思うことができ、非常に心が軽くなったのを覚えています。
必ずしも転職をする必要はありませんが、プログラミングを身につけて、いつでも転職できる状態にしておくべきだと私は思います。
⑨趣味、副業に生かせる
事務職として働く人は、定時で仕事が終わり、自由に使える時間が十分にある、という人は少なくないのではないでしょうか?
その時間を使って趣味を楽しみたいという人や、副業に挑戦したいという人もいることでしょう。
そのような背景からも、事務職こそプログラミングを覚えるべきなのです。
なぜなら、プログラミングは非常に汎用性の高いスキルだからです。
そのスキルは趣味や副業において、様々なことに応用することができます。
プログラミングはなにも、会社で生かすためだけのものではありません。
そして定時で仕事を終えることができるのは、事務職の強みです。
定時で終われない人は、業務を自動化して早く帰りましょう。
副業の例でいうと、簡単なものだと、「クラウドワークス」などでシステム開発の仕事を受注し、それで稼ぐといったやり方があります。
また知り合いなどから、仕事をもらうという手もあるでしょう。
私が今しているように、ブログを書きたいという人もいるでしょう。(ブログはプログラミングスキルがなくても書けたりしますが、確実にあったほうが良いです)
そして私は習得したプログラミングスキルを応用し、個人でゲームアプリの開発をしています。
小さい頃からゲームを作ってみたい、という思いはありましたが、作り方も全く分からなかったので、まさか本当に作れるとは夢にも思っていませんでした。
このようにプログラミングを覚えることで、仕事以外においても様々なことに生かすことができ、人生を豊かにできます。
ちなみに、私が作った中でおすすめのゲームがこちらです。
是非プレイしてみてください。
おわりに
いかがだったでしょう?
事務職がプログラミングを学ぶメリットを感じていただけたのではないでしょうか。
今はITの時代です。
しかしながら、システムエンジニア以外の人においては、まだまだITリテラシーが低いのが実状です。
それが業務のIT化が進まない、大きな要因であり、またチャンスでもあります。
システムエンジニアに限らず、多くのビジネスマンがITスキルを身につけていくべきだと私は考えています。
プログラミングを覚えることは、もちろん簡単ではありません。
しかし目的意識をしっかりと持ち、忍耐強く勉強すれば、ほとんどの人がマスターできるはずです。
多くの事務職の人が、プログラミングをマスターすることを望んでいます。
ちなみにこちらの記事では、プログラミング言語の「VBA」をいち早く覚えるための解説を行っています。
また業務が自動化されると仕事がなくなる、という意見もありますが、仕事がなくなればまた新しい仕事が生まれてきます。
今までだって、そうやって進化してきました。
業務が自動化されていくことで、「ベーシックインカム」が導入されるかもしれません。
無駄な仕事、面倒な仕事はコンピューターにやらせ、みんなで便利な世の中にしていければと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。